新型セレナ、出荷停止の原因が「ムダ装備」
日頃、クルマ関連のニュースを
チェックしている人はご存知だと思うが、
8月27日、日産の新型セレナが
出荷停止になった。

8月24日に発売されたばかりの
新型セレナだが、
出荷停止の原因は一体何なのか?
その答えは実にお粗末なものだった。
出荷停止の原因は、あのムダな装備!
発売開始からたった3日で出荷停止となり、
9月頭からは車両登録と納車が中止に
なっているというのだから、
新型セレナの開発担当者にしてみれば
血の気が引くような事態だろう。
(参考)
http://www.sankei.com/economy/news/160902/ecn1609020040-n1.html
そんな、新型セレナの
出荷停止の原因は、
「アイドリングストップ」だ。
ニュースの記事によると、
「アイドリングを止めた状態から
再スタートする際に発電機にかかる負担で、
回路の一部が損傷して
車が進まなくなる恐れがある」
という。
このブログの古くからの読者の方なら
ご存知の方もおられるかもしれないが、
「アイドリングストップ」と言えば、
俺様が嫌いな装備の1つ。
俺様は、
クルマに乗ってエンジンをかけたら、
まず最初にする動作が、
「アイドリングストップをOFFにする」
というぐらい、この装備が嫌いである。
そう。
俺様にとって「アイドリングストップ」は、
ただのムダ装備でしかない。
自動運転、その前に!
新型セレナと言えば、
自動運転技術「プロパイロット」の採用で
注目を集めたクルマだ。

しかし、
出荷停止の原因となったのは、
そういったチャレンジングな部分での
不具合ではなく、もうすでに当り前に
なりつつあるムダ装備の不具合。
しかも、発売からたったの3日の間に
3台の車両で不具合が見つかった
というのだから、
何ともお粗末すぎる話である。
もちろん、
いくら技術が進んでも、
枯れた技術や基本的な技術の部分での不具合は
なかなかゼロにはならないというのは
現実としてあるのだが。。。(-_-;
ただ、俺様に言わせれば、
「アイドリングストップ」などという
無くてもいい、いや、むしろ無い方がいい
しょーもないクソ装備のせいで、
ムダな不具合発生が増えるというのが、
実に腹立たしいと感じるのだ。
発想が幼稚でダサい「アイドリングストップ」
そもそも、というか、
今さらこんな話をするのもなんだが、
「燃費を良くするためには
どうしたらよいか?」
という問いに対する答えが、
「停車している時は
エンジンを止めてしまえばいい」
という、その発想が、
俺様には幼稚でダサく思えるのだ。
それが言い過ぎだとしても、
少なくとも、目からウロコの
エクセレントな発想ではない。
クルマというのは、
エンジンが回ってこそ
機能が発揮される工業製品だ。
エンジンが止まるということは
「動力を失う」ということであり、
クルマとしての基本機能を
完全に失うことを意味する。
再始動に不具合があれば、
それはサービスキャンペーンでは済まない
非常に危険なリコール案件となる。
そんな危険をおかしてまで、
燃費を良くするために
「心臓」であるエンジンを止めてしまう
という発想が気に食わない。
負担が大きい「再始動」
電子機器でもそうだが、
電源をONにする瞬間やOFFにする瞬間というのは、
短時間に大きな電流変化が生じるため、
機器を構成する各部品への負担が大きい。
クルマも例外ではない。
今やクルマも電子機器と言っても
過言ではないほどエレクトロニクスの塊であり、
しかもそこにメカの要素も加わるわけだ。
こんな複雑なモノを、
たとえ停車中だけとはいえ
エンジンを止めてしまおうというのは、
やはりクルマにとって負担の大きい話
であることは間違いない。
実際、
「アイドリングストップ リコール」
などのキーワードで検索をかけてみると分かるが、
アイドリングストップからの再始動における
不具合というのは、あちこちで発生している。
発想は幼稚でダサいのだが、
アイドリングストップという機能の実現は、
機能の確実性やクルマの耐久性を考えた時、
開発する側から見れば
発想ほどには単純な事ではないのである。
使用中こそ要注意の「プロパイロット」
というわけで、
不具合発生による危険性が高く、
開発する側も細心の注意を払って
設計しているはずの
「アイドリングストップ」でさえ、
いまだにくだらない不具合が
なくならない技術だ。
ましてや最新技術、
自動運転技術の「プロパイロット」のような
過渡期の技術は、まだまだ信用するには
歴史が浅すぎる。
高速道路における渋滞時や巡航走行で
運転をラクにしてくれるという
「プロパイロット」だが、
俺様に言わせれば、
この機能を使って走行している時こそ、
人による通常運転走行のとき以上の
注意を注ぐ必要があると思っている。
なので正直、
ぜんぜんラクできるような気がしない。
むしろ逆に疲れそうだ。(^_^;
9月中旬に出荷再開を目指す
日産は、今回の不具合を解消したうえで、
9月中旬の出荷再開
を目指す方針とのこと。
アイドリングストップからの
再始動によってかかる負担で
回路の一部が損傷する、
というところまでわかっているので、
まぁおよそ対策のメドも立っているのだろう。
よほどのことがない限り、
予定通り出荷は再開されると思われる。
にしても日産さん、
「自動運転」をアピールしていながら、
アイドリングストップしたまま
「動かない」クルマを作ってしまうとは、
随分なお笑いネタですね。 (^o^)
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