オートライト標準装備の義務化で俺様が思う事
周囲が暗くなると
自動でヘッドライトが点灯する装備、
いわゆる「オートライト」。

このたび国交省は、
オートライトの標準装備を
義務化することを決定した
という。
しかし、
俺様的にはオートライトには
いろいろ言いたいこともある。
そこで今回の記事では、
国交省が考えるオートライト義務化の
計画について、新基準の規定例なども含め、
俺様が思うところについて書きたいと思う。
点灯・消灯までの時間規定がイマイチ!
単純に「オートライト」と言っても、
点灯・消灯に関する仕様は
各メーカーによって異なるのが現状だ。
下記URLの参考記事によると、
今回オートライト標準装備の義務化が
決定された背景には、
「日没前後の『薄暮』の
時間帯に多発する、
高齢の歩行者らの
事故を減らす狙い」
がある。
(参考)
http://www.asahi.com/articles/ASJ9P5HCHJ9PUTIL03C.html?iref=comtop_8_04

となれば、
どれぐらい暗くなったら点灯させるのかなど、
そのへんの基準を明確に
規定する必要がある。
そこで、
考えられている一例が以下のようなものだ。

まだ決定されていないので
今のところ「例」とされているが、
国交省としては、
・1000ルクス未満になると2秒以内に点灯
・7000ルクス以上になると5分以内に消灯
・1000~7000ルクスで点灯させるかどうかは
各メーカーの判断に任せる
という規定で義務付ける方針のようだ。
そしてこれらの詳細は、
来月(2016年10月)に改正する
クルマの保安基準で規定する方針という。
ここで俺様が気になったのは、
「2秒以内に点灯」
「5分以内に消灯」
の部分だ。
というのも、
この「2秒以内」と「5分以内」の動きに、
オートライトのイケてない部分
が隠されているからだ。
あまり使われていないオートライト
周りの明るさに応じて
自動でヘッドライトを
点灯・消灯してくれる便利な装備が
オートライトなわけだが、
実はあまり使われていないのが実態だろう。
つまり、
ヘッドライトのスイッチを
常に「Auto」の位置に合わせている
という人はほとんどおらず、
暗くなってきてからスイッチを
「Auto」に切り換える人が多い
ということ。
なので、
自動点灯させる目的よりも、
「消し忘れ」を防止するために
オートライトが使われている
というのが現状の使用実態と言える。
なぜだろうか?
お分かりの人も多いと思うが、
オートライトの自動点灯って
使ってみるとイケてない
ことが多いのだ。
恐らく、俺様も含め、
多くの人が嫌うオートライトの動作は、
高架の下を通過するだけで点灯する
という動作だろう。
高架下なんて一瞬で通過するので、
一瞬点灯してすぐに消灯するあの動き。
あれがイラッとくるというか、
スマートじゃないというか、
オートライトを常に「Auto」で
使いたくないと思わせる、
最も大きな要因ではないだろうか。(^_^;
ここで、あらためて
国交省が考えている規定を読み解くと、
「2秒以内」に点灯すれば良いわけなので、
1秒以内に点灯しても良いし、
ギリギリ2秒直前に点灯しても良い
ということになる。
2秒あれば、高架下を通過するのに
ほぼ十分な時間だと思う。
(逆に、通過するのに2秒以上かかるような
状況であれば、それは点灯すべき状況)
なので、
ほぼ2秒で点灯するのなら
あのイラッとくるイケてない動作は
かなり減るんじゃないかと思う。
でも、1秒以内で点灯されると、
やはり高架下とかを一瞬で通過する際にも
点灯してしまうと予想される。
そして、次に「消灯」を考えると、
今度は規定が「5分以内に消灯」
となっているため、
最悪の場合、
図らずも点灯してしまったら
5分間も消すことができない
ということになる。
俺様の個人的な感覚だが、
せめて1分以内に消えてもらいたい。
周りが明るいのに、ムダに点灯してると
消し忘れみたいでマヌケに見えるので。(^^;
(まぁ義務化されたら自分で点灯・消灯が
できなくなるので、「消し忘れ」という
概念そのものが無くなるのだが・・・)
ちなみに現在の我が愛車、
BMW 4シリーズ グランクーペのオートライトは、
一度点灯したら2分経つまで消えない。
いつも、
「おい!
まだ点灯しとんのかい!」
と突っ込んでいる。(^o^;
というわけで、
点灯までの時間、消灯までの時間は、
オートライトの使用感に大きく影響する。
安全のための義務化なのだから、
国交省の立場からすれば
自動で早く点灯すればそれで良いし、
多少遅くても自動で消灯すればそれで良い
のかもしれないが、
ここはぜひ、
もっと細かく時間を規定して、
オートライトのイケてない動作を
減らすことも考えてもらいたいものだ。
別に、数ns、数ps単位の制御をしろ
と言ってるわけではないので、
秒単位の時間を多少細かく規定したところで、
技術的なハードルが高くなるわけでは
ないのだから。(-_-)
(タイマーの設定時間を変えるだけ)
遅すぎない!?義務化の開始時期
街中をクルマで走っていると、
結構な暗さになってきているにもかかわらず
無灯火で走っているクルマをよく見かける。
(オートライトが使われていない実態)
そういう奴らはアホなので、
自分からは周りが見えているのかもしれないが、
「周りから自分が見えにくくなっている」
ということがわかっていないのだろう。
なので、
まぁ先述した通り、
点灯・消灯の時間規定に不満はあるものの、
迷惑でアホな無灯火の連中を無くせる
オートライトの標準装備義務化は、
俺様的には大賛成だ。
ただ、
義務化が開始される時期について、
ちょっと引っかかるところがある。
下記URLの参考記事によると、
オートライトの標準装備が義務化されるのは
2020年4月以降に発売されるクルマから。
(参考)
http://www.asahi.com/articles/ASJ9P5HCHJ9PUTIL03C.html?iref=comtop_8_04
2020年、
まぁキリがいいと言えばキリがいい。
何が引っかかるのかと言うと、
ちょっと遅すぎないか?
という気もするのだ。
たかがオートライト。
ずいぶん昔からある定番の装備だし、
これを標準装備化するのに
技術的なハードルは無いはず。
来月(2016年10月)に改正される
保安基準に基づくソフトウェアの対応と、
製造工程や部品調達などの対応に、
3年以上もの時間的な猶予が
はたして必要だろうか?
急げば2018年4月でも
間に合いそうな気がする。
余裕をみても2019年でイケるでしょ?
「どうせならキリのいい2020年で」
という感じで決めたような
気がしてならないのだが・・・。(-_-;
実際のところどうなのだろう?
「善は急げ」という。
キリがいいとかは関係なしで、
出来るだけ急いでほしいものだが。。。(-_-)
以上、
オートライト標準装備の義務化
について、俺様の思う事
でした。(^_^)
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