アクセラ VS インプレッサ(走り編)
一足先にマイナーチェンジで
実力を上げたマツダのアクセラ。

そのアクセラを
フルモデルチェンジで迎え撃つ
スバルの新型インプレッサ。

ガチンコのライバル関係にあるこの2車を
俺様視点で徹底比較し、
勝敗をつけようと思う。
なお、
対決は今のところ
以下の3部構成で記事にするつもりだ。
(クソ忙しくてあんまり時間が無いので、
気まぐれで変わるかもしれないが)
●走り編
●デザイン編
●装備編
ただし!
この対決記事は、
一般的な対決記事とは異なり、
かなり特殊な対決記事であることを
あらかじめお知らせしておく。
というのも、
比較対象のグレードが、
MC後アクセラ:15S PROACTIVE
新型インプレッサ:2.0i-L EyeSight
だからだ。(^o^)
一般的にこういった対決記事では、
お互いに動力性能が近いレベルの
グレード同士で比較をするものだから、
新型インプレッサの2.0と比較するなら、
アクセラは15XDを比較の対象にするのが
普通だろう。
しかし、
そんな普通の対決記事が読みたいなら、
よそのブログやWebサイトで
普通の人が書いた記事でも読んでくれ。
ご存知の方も多いとは思うが、
残念ながらこのブログは普通ではない。(^o^)
まず言っておくと、
俺様にとってクルマの比較とは、
あくまでも俺様の「愛車選び」
の過程における作業の1つ
だということ。
なので、
俺様がクルマを比較するとなると、
「購入するなら・・・」といった
具体的かつ個人的な視点での
比較が必要となる。
そのため、
俺様の愛車候補として
有力なグレード同士
の比較でなければ、
俺様にとって意味がないわけだ。
というわけで、
多くの人にとっては全く参考にならない
記事と言えるかもしれないが、
ここはあくまでも
「俺様が買うとすれば・・・」
という視点でもって、
両者の対決記事を書かせて頂くこと、
あらかじめご了承願いたい。
それでは、
前置きが長くなったが、以下、
アクセラ VS インプレッサ(走り編)
をどうぞ。(^_^)
相変わらず画像が無くて
字ばっかりの重たい記事だが。(^^;
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スペックの比較
俺様にとって重要なのはスペックではなく、
「実際に乗って走らせてみてどうか」だ。
とはいえ、
比較対象のクルマがそれぞれ
どういったスペックなのかが
分かっていなければ、
俺様がつける勝敗の妥当性や必然性、
あるいは意外性など、
読む人の判断基準が定まらないだろう。
というわけで、
まずは両者のスペックを
以下の通り整理しておこう。
車名 | インプレッサ スポーツ | アクセラ セダン |
グレード | 2.0i-L EyeSight | 15S PROACTIVE |
駆動方式 | FF | FF |
変速機 | CVT | 6速AT |
ホイール | 205/50R17 | 205/60R16 |
排気量 | 2.0リッター(NA) | 1.5リッター(NA) |
パワー | 154ps/6000rpm | 111ps/6000rpm |
トルク | 20.0kgf・m/4000rpm | 14.7kgf・m/3500rpm |
車両重量 | 1320kg | 1270kg |
本体価格 | 216万円(税込) | 213万8400円(税込) |
「走り」の対決!その勝敗は!
対決その1:動力性能
アクセルを踏み込んだ時の加速力は、
当然ながらスペックで勝る
インプレッサのほうが力強い。
急加速を伴わない通常の走行シーンでも、
アクセラと比べるとインプレッサの余裕が
明確に際立つ印象だ。
この印象の違いは、排気量の差だけでなく、
インプレッサのアクセル特性の味付け
による部分も大きいと思う。
というのも、
インプレッサは発進後~中速域、つまり、
通常の走行で最も多用する加速領域で、
少ないアクセルの踏み込み量でも
しっかりとトルクを出し、
ダイレクト感のある加速をするからだ。
そのため、排気量(スペック)以上に
ラクラクと走ってるような感じがするのだ。
これを良く言えば、
実用領域で効率よく性能を絞り出している、
と言えるし、悪く言えば、
少々「制御の介入」というか、
アクセル特性のマジックみたいなのを
感じやすい特性、と言えるかと。
アクセラはその点、
同じような加速シーンでも、
インプレッサに比べると
アクセルの深い踏み込みが必要となる。
そのアクセルワークの忙しさゆえに、
ドライバーには「力不足」という印象を
持たれやすいだろう。
そのため「余裕」を感じることはない。
しかし、
アクセルをベタ踏みまでフルに使い切れば
日常のあらゆるシーンにおいて
加速力に不足は無いし、
加速の良さを演出したような感じもなく、
リニアでダイレクト感のある、
これもまた気持ちのいい加速をしてくれる。
一方、
スポーツ走行をさせようとすると、
インプレッサにしてもアクセラにしても
加速力にパンチが無いため、
どちらも力不足であることに変わりない。
ただ、
アクセラのほうが通常の走行でも
高回転までエンジンを回すことになるし、
エンジン音の音質もアクセラのほうが
インプレッサよりも良い音がするため、
走りに「スポーティーな雰囲気」を
求める人にとっては
アクセラのほうが合っているだろう。
回した時のエンジン音の良さは
アクセラの大きな美点であり、
この美点があるからこそ、
「アクセルをベタ踏みまで使い切る」
という使い方が可能になるのだ。
(エンジン音が悪いと
ベタ踏みまで回すのが嫌になるから、
結局ベタ踏みまで使わないというか、
使えない、使いたくないから)
インプレッサのエンジン音も
悪くはないのだが、高回転まで回して
楽しめるほどのエンジン音かと言うと
そこまでの音質ではないため、
インプレッサで「ベタ踏み」まで使い切れ
と言われたら、正直、厳しいと思う。
そういう意味では、実用上、
「実際に使われるであろうアクセルの
踏み込み量の範囲内では、
インプレッサとアクセラの
動力性能の差はそれほど大きくない」
と言うこともできる。
★勝敗
動力性能の勝負は、正直、
どちらが勝ちとも言い難い。
日常の多用する加速域において、
少ないアクセルワークで楽な加速を
見せてくれるインプレッサ。
アクセルはベタ踏みまで
使い切る必要はあるが、
エンジン音が良く、高回転まで
回す楽しみが味わえるアクセラ。
どちらも全く異なる個性があり、
それぞれに選ばれる理由がある。
俺様の見解としては、
スポーティーさを求める人にとっては
アクセラの勝利。
コンフォートを求める人にとっては
インプレッサの勝利。
といったところだ。
対決その2:乗り心地
アクセラはマイナーチェンジする前は
非常にしなやかで良い乗り心地だったが、
マイナーチェンジ後は少々硬めの
乗り心地になってしまったと感じる。
もちろん、乗り心地が悪いわけではないが、
スポーティーともちょっと違うし、
コンフォートとも呼べない、
悪く言えば、ちょっと中途半端な
乗り心地になってしまった気がする。
それに対してインプレッサは、
非常になめらかな感触の乗り味だ。
明確に「コンフォート寄り」と言える。
アクセラで通過すると車体の上下動が
大きめに出た荒れた路面でも、
インプレッサで通過すると
非常におだやかにショックを吸収し、
なめらかに路面をなめる感触で
走り抜けることができた。
インプレッサは車体の上下動が
サスペンションによって
かなり抑えられている印象だ。
アクセラはサスペンションの動きが
路面の凹凸に対して反応が遅いような
感じを受ける。
あるいはダンパーの特性の問題か。
そのへんはよくわからないが、
とにかく車体の上下動の抑え込みが甘く、
その揺れの収束も早いとは言えない。
ショックにカドは無いので、
そこは問題ないのだが。。。
一方、
インプレッサの衝撃のいなし方には、
まるでもっと車両重量のある高級車に
似たような感触を感じることができる。
まさに「クラスを超えた質感」を
体現している乗り心地だ。
キャラがはっきりしているという点でも、
俺様的には好感が持てる。
★勝敗
乗り心地の勝負は、
インプレッサの勝ち!
コンフォート方向にキャラが
はっきりしているところがいい。
迷いの無いセッティングの足回り
という感じ。
そしてその乗り味も、
まるでもっと車格が上のクルマに
乗っているかのような感触を
味わうことができ、
アクセラと乗り比べれば明確に、
いわゆる「いいクルマ」感を
感じることができる仕上がりだ。
ただ、そんなインプレッサも、
スポーティーな足回りが好きな人
にとっては、不満の出る乗り心地
かもしれない。
つまり、
路面の凹凸を通過する際、
多少の硬質感を感じさせながらも、
パンッ!と素早く一瞬で揺れを
収束させるのが好みの人にとっては、
インプレッサの揺れは穏やかすぎて、
もっと早く収束させろ!
という気になるかも。
まぁそこは好みの問題だ。
「コンフォート」な方向性のクルマとして、
インプレッサの足回りは
揺れの抑え込みと収束スピードが
良いバランスで成立していると
俺様は思う。
対決その3:静粛性
アクセラもインプレッサも、
基本的な静粛性は高いと感じる。
ただ、アクセラの場合、
動力性能でインプレッサよりも劣る分、
アクセルを深く踏むシーンが多くなるため、
エンジン音の侵入はそれなりに大きくなる。
また、ロードノイズに関しても、
アクセラよりはインプレッサのほうが
抑えがきいているように感じる。
それに、
アクセラはマイナーチェンジによって
足回りに硬さが出ただけでなく、
その影響もあってかロードノイズにも
少々ザラついた感じが出ている。
そのため、
普通に乗っている限り、
恐らくほとんどの人は
インプレッサのほうが静かだと
感じるのではないだろうか。
しかし、忘れないでもらいたい。
アクセラには先述した通り、
「エンジン音が良い」という
大きな美点があることを。
このエンジン音の侵入は、
ウルサイと感じる人もいる一方で、
「このエンジン音が聴けることは
むしろアクセラを選ぶ大きなメリット」
と言うこともできるのだ。
★勝敗
静粛性の勝負は、一応、
インプレッサの勝ち!
まず、インプレッサのほうが
「絶対的な静かさ」では上だ。
ただ、これも考えようだ。
アクセラのエンジン音に魅力を
感じるような人であれば、
インプレッサの静かさは
逆に何か物足りないと言うか、
つまらないと感じるかもしれない。
しかし、
乗り心地なども含めて
クルマの出来を考えると、
インプレッサのキャラの方向性には
一貫性があるのも事実。
つまりこういうことだ。
アクセラは、
エンジン音はスポーティーで
良い音を聴かせてくれるのだが、
乗り心地はスポーティーと呼ぶには
中途半端な仕上がりになっている。
一方でインプレッサは、
乗り心地にも静粛性にも、
「コンフォート」という方向性が
明確に感じられるし、
そのレベルはいずれも
「クラスを超えた質感」
を感じさせるレベルに仕上がっている。
よって、
実際には人それぞれの好みによって
その静粛性に対する評価は分かれるところ
だとは思うのだが、ここはあえて
「インプレッサの勝ち」と
断言させて頂くとする。
以上、
アクセラ VS インプレッサ(走り編)
でした!
次は「デザイン編」の記事を書きます。
また書き上がりしだいアップします。(^_^)
→ アクセラ関連商品
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・アクセラ VS インプレッサ(装備編)
★重要なお知らせ!
当ブログは2018.9.30をもちまして、
「新・辛口クルマ批評」に移転しました。
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★庶民の方々へ忠告!
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買い替え候補のクルマだって
ワンランク上のグレードが
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★目次リンク
→ 試乗記の目次
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30代以上のサラリーマンの方へ。
俺様は動き出しました。あなたもそろそろ。(-_-)
→ クルマが好きだから、そろそろ人生の軌道修正
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