アクセラ VS インプレッサ(デザイン編)
「アクセラ VS インプレッサ」
の第2弾として、
今回は「デザイン編」をお届けする。
デザインの好みは人それぞれなので、
一概に良い悪いと言えるものではないが、
あくまでも「俺様視点」で
デザインの勝敗を決したいと思う。
なお、ボディタイプはセダン、
つまり、
・アクセラ セダン

・インプレッサ G4

を対決の対象とする。
アクセラにしてもインプレッサにしても、
売れ筋の主力はハッチバックタイプなので、
通常の対決ならハッチバックで比較するのが
普通だろう。
しかし、
俺様がおこなう比較は、
あくまでも俺様の愛車候補としての比較なので、
ここはあえてセダンでの比較対決をおこなう。
いや、厳密に言うと、
アクセラのデザインなら
セダンでもハッチバックでも
どちらでもよいのだが、
インプレッサに関しては
セダンの「G4」のみが
俺様の愛車候補なので。(^o^)
スペックの比較
まずは対決をおこなう両者の
グレードや寸法を整理しておこう。
ちなみにグレードは、
お互い俺様の愛車候補として
有力なグレードをチョイスした。
車名 | インプレッサ G4 | アクセラ セダン |
グレード | 2.0i-S EyeSight | 15S PROACTIVE |
ホイール | 225/40R18 | 205/60R16 |
寸法 | 4625x1775x1455 | 4580x1795x1455 |
本体価格 | 237万6000円(税込) | 213万8400円(税込) |
インプレッサの「2.0i-S EyeSight」には、
まだ試乗できていないのだが、
もし18インチの乗り心地に問題がなければ
最も有力な愛車候補のグレードとなるため、
ここではあえて「2.0i-S EyeSight」を選んだ。
「デザイン」の対決!その勝敗は!
対決その1:フロントビュー
・アクセラ セダン

・インプレッサ G4

アクセラの方がグリルが大きく、
どっしりしたボリューム感のある造形だ。
シンプルながら好感の持てるデザイン。
それに対してインプレッサは、
ヘッドライトの下あたりに
エッジを効かせたラインを入れて
インパクトを持たせようとしているのだが、
レヴォーグと比べると張り出し感が弱く、
何となく中途半端な造形だ。
フロントグリルの存在感も薄い。
なので、
フロントビューはアクセラの勝ち!
と言いたいところだが、
アクセラには大きな問題が1つある。
そう、俺様が随所で指摘してきた、
「ナンバープレートの位置問題」
だ。(-_-)
上の画像では黒のダミープレートが
入っているのであまり目立たないが、
これが通常の白のナンバープレートになると、
非常に具合の悪い見栄えになる。
こんな感じ。。。(-_-;
↓

マイナーチェンジで位置が変わってくれることを
期待していたのだが、残念ながら変わらず。(-_-)
ただ、マイナーチェンジ前よりは
マシになったのがせめてもの救い。
(参考)
【試乗記】 マツダ アクセラ スポーツ 15XD PROACTIVE (MC)
というわけで、
非常に悩ましい対決だ。
デザインそのものは良いものの、
ナンバープレートの位置が残念なアクセラ。
ナンバープレートの位置は問題ないが、
デザインそのものに魅力が無いインプレッサ。
★勝敗
甲乙つけがたい勝負だが、
何も魅力が無いインプレッサよりも、
欠点がありつつも魅力もあるアクセラを、
わずかながら高く評価したい。
というわけで、
フロントビューの勝負は、
ちょっとだけアクセラの勝ち!
でも、
もしMC前のアクセラのフロントビューだったら、
この勝負は引き分けになってたね。(^^;
対決その2:サイドビュー
・アクセラ セダン

・インプレッサ G4

あらかじめご注意頂きたいのは、
上のアクセラの画像はグレードが
「22XD L Package」のものなので、
ホイールが異なるという点。
「22XD L Package」のホイールは、
18インチの高輝度ダーク塗装ホイール。
しかし、
今回の対決の対象グレードは
「15S PROACTIVE」なので、
ホイールが下の画像のような
16インチのホイールとなる。

その点もふまえた上で、
両者のデザインを比べてみよう。
まずはフロントからAピラーの部分。
インプレッサのほうがAピラーの付け根が
前に寄っているのがわかる。
アクセラはボンネットの長さが
全長に対して目立つ形状で、
セダンとして美しいFR的なプロポーション
のように感じられる。
ボンネットが長くなるのは、
スカイアクティブエンジンの構造的な
副産物ではあるのだが、
それをデメリットにしてしまわず
デザインに生かしているあたり、
実に上手いデザインだと思う。
一方のインプレッサは、
Aピラーが前に寄っているだけでなく、
Aピラーの付け根がアクセラと比べると
なだらかにボンネットにつながっている。
そのため、ボンネットの存在感が
希薄になってしまっているというか、
メリハリの無いデザインだと感じる。
次、
Aピラーから後方のCピラーにかけての部分。
こちらはインプレッサのほうが
ラインの入れ方が力強くてインパクトがある。
それに、
「2.0i-S EyeSight」のグレードならではの
サイドシルスポイラーもまた、
良いアクセントとなっている。
アクセラも悪くはないのだが、
マイナーチェンジで少し変えても
よかったんじゃないか、とは思う。
少々古さを感じる部分になりつつある。
ホイールのデザインは
俺様はアクセラのほうが好きだが、
16インチでタイヤが60扁平なので、
インプレッサの18インチ40扁平と比べると
存在感がちょっと寂しいかな、と。
そして、
Cピラーからトランクリッド後端にかけての部分。
ここはインプレッサのほうが
メリハリがあっていいね。
トランクリッドの後端がハネ気味になっていて、
ソリッドな感じがいい感じだ。
アクセラはボンネットの部分で
寸法を消費している分、
そのシワ寄せを後ろで処理しなければならず、
居住性とデザインの両立を確保する上で、
インプレッサのようなメリハリをつけるのが
難しかったのかもしれない。
★勝敗
これまた一長一短のあるサイドビューだが、
サイドビュー全体のまとまりを考えると、
ここはアクセラの勝利!
と言っていいだろう。
インプレッサはAピラーとそれより前の部分で、
デザイン的にかなり損をしている。
セダンでカッコ良さを出そうと思ったら、
この部分は非常に重要な箇所だ。
居住性を重視した弊害なのか?
あるいは「歩行者保護エアバッグ」を
標準装備したことによって、
Aピラーの付け根にメリハリを持たせることが
できなかったのだろうか?
とにかく、
Aピラーからボンネットにかけての処理が、
インプレッサはヒドすぎた。
Aピラーより後ろはなかなか良いデザインだと
思うだけに、何とも残念なところだ。(-_-)
対決その3:リヤビュー
・アクセラ セダン

・インプレッサ G4

まず大きな違いとして、
アクセラにはマフラーカッターが無い。
(ハッチバックの「アクセラ スポーツ」には
マフラーカッターがある)
やっぱり見栄え的には
マフラーカッターがあったほうがいいので、
この点はインプレッサの方がいいね。
ただ、造形に関しては、
アクセラのほうがどっしりした踏ん張り感があり、
ワイドな感じが出ていてカッコいい。
インプレッサは、車幅がアクセラよりも
20mm狭いことも原因の1つだとは思うが、
それにしてもリヤフェンダーの張り出しが乏しい。
トランクルームの容量確保を重視した弊害が
リヤビューに表れてしまった感じだ。
実際、
アクセラ セダンのトランク容量は419リットル。
インプレッサ G4のトランク容量は460リットル。
ちなみにインプレッサのトランク、
このボディサイズにして、
9.5インチのゴルフバッグを4個積めるらしい。(-_-;
インプレッサに乗って
ゴルフバッグを4個積もうとする奴なんて、
かなりの少数派だろう。
(ってゆーか、ゴルフバッグ4個も積む奴は、
もっとデカいクルマに乗ってくれ!)
そんな少数派のユーザーのために、
デザインを犠牲にしてまでトランクの幅を広げる、
まったく理解に苦しむ戦略だ。
まぁカタログでのアピールポイントには
しやすいのだろうけど。。。
★勝敗
リヤビューの勝負は、
アクセラの圧勝!
アクセラにはマフラーカッターが無いのが
何とも惜しいところではあるが、
デザイン的にはインプレッサとは比較にならんほど
素晴らしいバランスに仕上がっている。
インプレッサはせっかくマフラーカッターが
装備されているのに、それがデザインの中で
あまり生かされていない。
アクセラのような踏ん張り感が無いので、
何だかマフラーカッターがリヤビューに
溶け込めてないというか。。。
アクセラが全勝!
以上で、
アクセラとインプレッサを
フロントビュー、サイドビュー、リヤビュー
に分けて見てきたわけだが、
結局、
お互いに良いところ悪いところはあるものの、
すべてアクセラが勝利という結果に終わった。
マツダは近年、
CMでも「マツダデザイン」という
キーワードをアピールするなど、
デザインに力を入れていることを強調している。
そのため、
恐らくマツダの社内において、
デザインの部署が持つ影響力が、
スバルに比べると強いのではないだろうか?
その影響力の強さがあるがゆえに、
乗用車として実用性(居住性、積載容量など)が
重視されるアクセラクラスの車種においても、
デザインを殺さない率が高いというか、
デザインの部署からの要望が
通りやすいのかもしれない。
だから実用性を確保しつつ、
デザインのために「寸法」が使えるのだろう。
一方、
マツダに対しスバルでは、
あまりデザインに関するアピールは耳にしない。
デザインで売るという要素が
マツダに比べると弱いため、
どうしても実用性でライバル車を上回ることが
優先されてしまい、デザインの自由度が
狭くなっているのではないだろうか?
まぁそのへんの事情は、
俺様は関係者じゃないのでわからないのだが、
インプレッサの随所に見られる
残念なデザインを見ると、
そう思わずにはいられないものがある。
スバル車はコンセプトモデルと
実際に発売される市販車の
デザインの乖離が激しい。
これも、市販車におけるデザインの優先度が
極めて低いからではないだろうか?
(逆に、コンセプトモデルはデザイン優先。
だからやたらとコンセプトモデルだけが
カッコいい。発売されたら全くの別物。)
以上、
アクセラ VS インプレッサ(デザイン編)
でした!
次は「装備編」の記事を書きます。
また書き上がりしだいアップします。(^_^)
→ アクセラ関連商品
→ インプレッサ関連商品
●関連記事
・アクセラ VS インプレッサ(走り編)
・アクセラ VS インプレッサ(装備編)
★重要なお知らせ!
当ブログは2018.9.30をもちまして、
「新・辛口クルマ批評」に移転しました。
-------------------------
★庶民の方々へ忠告!
クルマの乗り替えを検討している方へ。
もしあなたにとって、
数十万円というお金が
小さなお金ではないのなら、
ディーラーの下取りに出す前に
必ず買取店の一括査定を
実行して下さい。
俺様も利用している無料一括査定サービス
俺様の経験上、業者によって
査定額に数十万円の差が
つくことはザラにあります!
ディーラーの言い値で
下取りに出したりしたら、
それこそ数十万円単位の損
をすることになりかねません。
買取店の一括査定で
最も高い値段をつけた業者に売れば、
買い替え候補のクルマだって
ワンランク上のグレードが
狙えるかもしれませんよ!
-------------------------
★目次リンク
→ 試乗記の目次
************************
30代以上のサラリーマンの方へ。
俺様は動き出しました。あなたもそろそろ。(-_-)
→ クルマが好きだから、そろそろ人生の軌道修正
************************
- No Tag