日産、驚愕のリコール情報!地に落ちた信頼 - 辛口クルマ批評

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日産、驚愕のリコール情報!地に落ちた信頼

 すでに報道されている通り、
日産がとんでもない事をやらかした。

 そのせいで新車の出荷は遅れるし、
大量リコールまですることになり、
大変な事態となっている。


nissan_1.jpg


 何の事かは言うまでもないだろう。

 新車の完成検査を無資格の従業員がおこない、
検査記録には正規検査員のハンコを押印していた

というやつ。

 しかも国内6工場のうち5工場で
同様の不正行為が確認されたとのことで、
明らかに意図的かつ組織的な不正だ。

(参考)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171006/k10011170311000.html


 不正がバレた日産は、
ホームページに下記のようなお詫び文を掲載。


nissan_2.jpg


 読むと、

「全ての項目の検査自体は実施しておりますので、
 お客さまにはこれまで通りご使用いただく上で
 問題ないと判断しますが、(以降 略)」


などと、
この問題の本質からズレた言い訳を前置きしつつ、
法令順守に徹した再点検のために
リコールを実施するとのこと。


 正直、日産には失望した。 (-_-)


 それはもちろん、
あからさまな不正行為そのものについても
失望しているのだが、
たぶん俺様の失望には、
世間様の日産に対する失望とは
ちょっと違う視点も含まれている


 以下ではその、
「ちょっと違う視点」
俺様が日産に失望した理由について、
愚痴らせて頂こうと思う。 (-_-)





リコール対象車を見てガッカリ・・・


 今回の不正に伴うリコール対象車は、
日産ホームページの下記リンク先で
確認することができる。

完成検査不備に関する既登録車のリコールについて


 俺様はリコール対象車を見て、
実にガッカリした。


 どこを見てガッカリしたかと言うと、
この部分だ。
  ↓

nissan_3.jpg

nissan_4.jpg


 日産が誇るスペシャルなクルマ、
スポーツカーの頂点「GT-R」
高級車の頂点「シーマ」
この2台までもが
リコールの対象になっているのだ!



 俺様としては、
「GT-R」と「シーマ」だけは、
別格の品質管理が
徹底されていてほしかった
のだ。


 でもそうじゃなかった。


 GT-Rもシーマも、
途中はともかく最後の最後で、
無資格の従業員による検査が実施され、
出荷のゴーサインが出されていたという事実。

 日産が誇る2つのスペシャルなクルマも、
所詮はその他のザコ車と同じ扱いだったのか、
と。。。 (-_-)


俺様にとって「シーマ」は特別


 俺様のシーマに対する評価は、
下記リンクの試乗記に書いた通り。

【試乗記】 日産 シーマ ハイブリッド


 残念ながら総評で2つ★となったシーマだが、
それでも俺様にとって「シーマ」という存在は、
やはり特別な存在という意識が強い。

 それはやはり、
初代シーマ(セドリック シーマ)が
登場した時の印象が
強く心に残っているからだろう。


 初代シーマと言えば、

「誰だって振り返る」

そんなフレーズのCMもまた印象的だった。
実際、街中でシーマを見かけるたびに、
俺様は振り返り、羨望の眼差しを
送っていたからだ。(^o^;


シーマの「こだわり」はどこへ?


 俺様だけでなく、日産にとっても、
「シーマ」は特別なクルマだったはず。

 シーマには「匠」たちの誇りが注がれており、
まさに「選ばれし者」しか、
出荷保証の検査には携われない。


 今回のような不正が明るみになった今、
それも信用し難くなってしまったのだが、
とりあえず現行シーマ発売当初に発行された
「新型シーマのすべて」にはそう書かれている。

新型シーマのすべて

価格:540円
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その「こだわり」たるや徹底している。


シーマのこだわり その1:水研ぎ工程の追加


 塗装はフーガと同様の5層コート。
しかし、シーマはそこに水研ぎ工程を追加
鋼板表面の微小な凹凸を、手作業で研磨し
平滑度を高めているという。

 なお、この水研ぎ工程に携われるのは、
「匠」の認定を受けた熟練者のみ
で、
栃木工場に(2012年時点で)4名しかいない
とのこと。
「匠」になるには、15年程度の経験を
積まないと難しいという。


シーマのこだわり その2:入念な完成検査


 通常のモデルはライン上で検査されるが、
シーマはラインから降ろして
固定ブースで検査される。

 1台あたりの検査時間は、
他のモデルの約6倍の時間をかけて
入念におこなわれる
という。

 そしてこの工程に携われる人員もまた、
上級認定者のみ
である。
(初級、中級、上級があり、
 各級に合格するには1年程度の
 経験が必要なため、
 上級に合格するには3年はかかる)


シーマのこだわり その3:入念な特別点検


 最後の仕上げが実走行による特別点検。

 どのモデルでも走行点検はおこなうが、
シーマは念の入れ方が別格

 一般モデルは1.6kmの生産テストコースを
走らせるのみだが、シーマは実験部門の
テストコースも走行させて点検する。

 約6.7kmのコースを2周して、
異音や低級音が無いか、
操縦性や乗り心地などをチェックされる。

 同時に後席にも検査員が乗り込み、
リヤの乗り心地や微妙な騒音漏れ、
不快な音の発生がないかなど、
厳しく検査されるのだ。

 そしてこの工程に携われるのも、
VSEグローバル評価認定者のみ


 この検査に合格したシーマには、
工場長の直筆サインが入った
品質検査確認証が与えられ、
晴れてようやく出荷が可能になるという。



 いかがだろうか?

 他にも徹底した制振、遮音、吸音の対策など、
パッと見はフーガと大して変わらなくても、
実は随所に「最高級車」としての
こだわりが詰め込まれている

それがシーマなのだ


 それがどうだろう。


 今回の事件は、
そのこだわりはどこへ?
と言いたくなるようなお話だ。



 徹底した品質の追及のために、
熟練者しか携われない工程が多いはずの
最高級車「シーマ」なのに、
その最後の最後の完成検査を
無資格の従業員がおこなっていた
というのだから、
ガッカリせずにはいられない。


 いや、もちろん、
ザコ車種だろうが何だろうが、
資格を持った正規検査員が
検査しないといけない決まりなのだから、
不正検査の対象が
たとえ1車種だけだったとしても
ダメなものはダメなんですよ。

 でもね、
別格のこだわりで仕上げられているはずの
シーマまでもが、今回の不正の対象車として
名前が挙がっているのが、
何とも個人的に残念でね
。。。(-_-)


地に落ちた日産の信頼


 過去には日産車のオーナーでもあった俺様。

 なのでもちろん、
日産に悪いイメージなどは
全く持っていなかったのだが、
今回の件で完全に信頼をなくした。

 検査としては実施しており、
無資格の従業員とはいえ、
その仕事に携わっていて経験的に
作業内容は熟知した者が検査していて、
実際には問題は無いのかもしれない。


 でも、そういう問題ではない。


 本来は国が検査するべきところを、
資格を持つ者が検査するということを前提に
検査をメーカー側に任せているわけで、
その信頼を裏切ったわけだ。


 それを考えると、
冒頭で紹介した日産のお詫び文の一部、

「全ての項目の検査自体は実施しておりますので、
 お客さまにはこれまで通りご使用いただく上で
 問題ないと判断しますが、(以降 略)」


というのはどうかと思う。


 これじゃあまるで、

「資格のない従業員でも
 検査できるだけの
 技量・知識はあるので、
 ちゃんと検査はできてるよ」


と言っているのと同じだ。
いや、まるで、じゃなくて、
まさにそう言っているのだろう。


 そんなことを言うぐらいなら、
そもそも正規検査員と補助検査員を
区別する必要すらない。

 ってゆーか、
正規検査員の基準がこれまた曖昧で、
自社の基準に基づいている
というのも、
今回の不正が起きた一因だろう。

 正規検査員でなくても検査できるなら、
そもそも、その「基準」が不適切なのだ。

 約束を破るくらいなら、
基準を下げて補助検査員たちを
正規の検査員にすればいいじゃないか。

 どうせ「自社の基準」であり、
別に国交省から基準を決められているわけでは
ないのだから。

 どこかのわけのわからん
にわかの3流企業じゃあるまいし、
日産ほどの企業であれば
約束事はきっちり守らないと。


 とにかく、
シーマまでもがこんな低レベルな不正に
巻き込まれているとは・・・。

 「シーマのすべて」に書かれていた
こだわりの数々は一体何だったのか・・・。


 どうした、日産。

 完全に見損なったぞ。。。 (-_-)


新車への買い替えで損しないために、
知っておくべきたった1つの事





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30代以上のサラリーマンの方へ。
俺様は動き出しました。あなたもそろそろ。(-_-)
 → クルマが好きだから、そろそろ人生の軌道修正
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コメント
非公開コメント

Re: No title

辛口系男子(管理人)です。

 皆さんコメントありがとうございます。

 今回の件では、
日産には本当に失望しました。

 実際問題として、
検査がちゃんと出来てるかどうか
という点に関しては、
俺様もあまり心配していません。

 というのも、
現場レベルではよくある話として、

「普段から実作業を担当している者のほうが、
 作業内容を監督する『資格』があるだけで
 実作業はおこなわない者よりも、
 何をどうすべきかを細かく知っている」

なんて話は普通にありがちですからね。

 まぁ今回の日産の件の場合は
実作業をおこなう者の資格の話なので
それとは話が違いますが、
とにかく実作業レベルでの検査には
問題なかったのだろうと思っています。


 ただ、問題はそこじゃない。
国との「約束」を意図的かつ組織ぐるみで
破っていて、それが常態化していた
というのが非常に大きな問題です。

 約束破りがフツーになりすぎていて、
日産の上層部の「罪の意識」が
あまりにも希薄だったことにも驚きです。

 こんな問題が発覚したのに、
最初に会見に出てきたのが
社長じゃなかった時は本当にア然としました。
どんだけ軽く扱っているのか、と。(-_-)
騒がれてから後日 社長が会見しましたが。。。


 自動運転、EVに力を入れて
開発を急ぐのもいいですが、
守るべき基本的な事も守れないほど
急いでしまっては本末転倒です。

 地道に愚直に、
信頼回復に努めて頂きたいと思います。(-_-)

2017-10-09 09:14 | from 辛口系男子(管理人) | Edit

トヨタ信者歓喜で草
そりゃ ア○アみたいな性能を犠牲にした燃費だけのクソカーが殆どだもんな。耐久性がなきゃ元も子もない。

2017-10-08 19:47 | from -

トヨタだけ

これはこれは日産残念・・・。
落ちぶれたメーカーはこんなもんですよね。
やはり国産はトヨタの1強でした。

2017-10-08 14:09 | from トヨタだけ

No title

自分もスカイラインハイブリッドに乗ってますが、ユーザからすると最終の検査は国が指定したことが、出来て当たり前だと思います。
デーラーからすると腹立たしいと思いますが、今回の件で社内体制が変わればよいと思います。
メーカは決められたことが出来ていて、国から認定されていると思うので、基本が出来ていないと会社が揺らぐと思います。

2017-10-07 21:33 | from やろうちゃん

久しぶりにコメントします。
むしろ社内基準だからこそしっかり運用して欲しかったですね。社外にそれを発表した時点で公式資格よりも厳しいくらいに律しないと今回の様にグダグダになる事は明らかですからね。
車両の出来自体は日産が言うようにそれほど問題となるレベルでは無いとは思いますが、一度失った信用はそう簡単に取り戻せるものではないでしょうね。
まさに「やっちまったな、日産」ですね。

2017-10-07 14:02 | from 元E46乗り 改め F36乗り | Edit

No title

日産GT‐Rといえば水野和敏。現在退社してるようだが、あいつはこの件を知っていたのか?それによっては名声も地に堕ちることになるが・・

2017-10-07 08:10 | from -

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