俺様のBMWが、神がかり的にスゴかった件
先日からアップしている記事を
ご覧の方々はご存知かと思うが、
このたびクルマを買い替えた俺様。
俺様の元愛車、
BMW 420i グランクーペ Mスポーツは、
(以降、グランクーペ号と称す)
すでに買取業者に
引き取られていった。(-_-)
旅立つ直前のグランクーペ号


特に速いとか、パワフルとか、
そういうクルマではなかったが、
非常に個性的で楽しいクルマだった。
【0-100加速 失敗!】
BMW 420i グランクーペ M Sport
勘違いしてほしくないので
一応言っておくが、
俺様は決してグランクーペ号を
嫌いになって手放したわけではないし、
グランクーペ号の走りに
飽きたわけでもない。
(参考)
俺様の次期愛車選び、ファイナリスト6台!
飽きるどころか、
俺様が今までに乗ってきたクルマの中でも
特に「奥の深いクルマ」だったので、
このクルマで試したいこと、
極めたいことはまだまだあった。(-_-)
しかし、
このタイミングでグランクーペ号と
お別れすることになった。
ここであらためて、
グランクーペ号の
「神がかり的」なスゴさを
感じずにはいられない。
一体、
何が神がかり的なのか?
そこで今回の記事では、
俺様の元愛車、
BMW 420i グランクーペ Mスポーツ
にまつわる、
神がかり的エピソードを
お話ししようと思う。
奥深く、神がかった
グランクーペ号の世界。
以下、興味のある人はどうぞ。(^_^)
神がかり的な、2面性のある走り
グランクーペはスポーティーな性格のクルマだ。
それはどんな走りの場面でも常に徹底している。
じゃあどこに2面性があるのか?
その2面性というのは、
ドライバーの運転の仕方により
垣間見ることができる。
1つ目の顔:誰でも手軽にスポーティー!
まず、
グランクーペ号に乗って走り出すと、
すぐさまそのスポーティーな感触を
感じ取ることができる。
ステアリングに伝わるインフォメーション、
交差点を曲がったときの
路面に張りつくようなコーナリングと
体へのGのかかり具合。
それは別に、スピードを出さなくても
普通に街中を走らせているだけで
色濃く感じることができるものだ。
つまり、
普通のドライバーが普通に走らせるだけで、
このクルマ、グランクーペ号の美点を
存分に味わうことができるのだ!
これは実に素晴らしい! (^o^)
2つ目の顔:別格!神のコーナリング!
ところが、
調子に乗って山道を攻めに行くと、
グランクーペ号はもう1つの顔を見せる。
例によって例のごとく、
俺様のヘタクソな運転で
急カーブに突っ込んでいくと、
張りつくように曲がる
はずだったグランクーペ号のフロントが、
意外と外へと流れていく。。。 (・o・;
(参考)
BMW 420i グランクーペ M Sport 試乗(山道編)
何度曲がってみても同じだ。
通常の走行より速めの速度で
カーブを曲がると、やはり、
フロントが外へと流れていく。(-_-;
「何だ?
ロー&ワイドなボディ、
しかも前後重量配分50:50、
3シリーズよりも強化されたフロント剛性、
という割には、意外と限界点低いな。」
不覚にも、
俺様は一瞬そう思った。
しかし!
走行を続ける中で、
俺様はある事に気が付いた。
それは、
リヤの安定感がハンパない!
ということ。
このリヤの安定感を生かすには、
フロントの加重を
如何にコントロールするかだ。
それによってコーナリングの
限界点は全然変わってくる!
そう思ったというか、気付いたのだ。
それ以来、
俺様は機会を見つけてはトライした。
このクルマ、
グランクーペ号が持っている
本当の実力を引き出そう、と。
そして、
その瞬間は突如おとずれた。
ある日のことだ。
高速コーナリングを試みたところ、
それまで感じていたような
フロントが外に流れる感じは一切なく、
ステアリングに伝わる重厚な手応えと共に
鮮やかに車体が向きを変え、
カーブの出口でアクセルの踏み込みと共に
スコーーーン!!
と突き抜けるように
軽快に加速していった。(・o・;
「なに、今の!?」
そんな感じだった。
今までのコーナリングの挙動とは
まったく違う。
アンダーステアなど微塵もない。
まさに張りつくように曲がり、
それでいて何のフリクション感もなく
カーブの出口で突き抜ける。
なんという気持ち良さだろう。
こんなコーナリングの感触は
今までの人生で初めてだった。
これぞまさに神がかり的。
俺様はそのコーナリングを、
神のコーナリング
と名付けた。
これこそが、簡単に見ることができない、
グランクーペ号のもう1つの顔なのだ。
奥が深い、グランクーペ号の走り
以上で述べた通り、
お手軽にスポーティーを楽しめる一方で、
中途半端な運転では、
簡単には本当の実力を見せてはくれない。
だが、運転しだいでは、
さらに奥にある潜在能力が引き出され、
通常では感じることのできない
極上のコーナリングフィールを
味わうことができるグランクーペ号。
その走りは奥が深い。
俺様は、
「神のコーナリングの動画を撮って、
ぜひみんなに見てもらおう!」
と思い、それからも何度か、
高速コーナリングにトライした。
が、、、
あれ以来、
神のコーナリングを
再現できていない。(^o^;
いや、とにかく難しいのだ! (^_^;
カーブに突っ込むスピード、
ブレーキングのタイミングと長さ、
ハンドルを切るタイミング、
ハンドルを切る速さ、
ハンドルを戻すタイミング、
ハンドルを戻す速さ、
アクセルを踏み込むタイミング、
などなど、
いろんなタイミングが
ごく狭い許容範囲の中で
絶妙にハマった時にしか、
あの「神のコーナリング」を
体験することができない。
きっと、運転の上手い人なら、
かなりの高確率で神のコーナリングを
実現することができるのだろうが、
俺様のテクではほとんど無理だ。(^o^;
なんせ、
コーナリング開始から終了までの
何秒もない短時間の間に、
先述した数々のタイミングが
絶妙に織り交ぜられなければ
ならないのだから、
そう簡単に出来るわけがない。(^_^;
しかし、
そんなヘタクソな俺様に、
グランクーペ号は教えてくれる。
何かのタイミングがマズかったら、
それが如実にクルマの挙動に反映されるため、
何を失敗したから上手くいかなかったのかが
けっこう分かったりするのだ。(^o^)
まるでグランクーペ号が
俺様にコーチしてくれてるかのように。
しかし、
「グランクーペ先生」のコーチもむなしく、
俺様は全てのタイミングを絶妙に
コントロールすることができず、
たまたま偶然成功した1回しか
神のコーナリングを体感することが
できなかったわけだ。(^o^;
うーーーん、
実に奥が深い! (^^;
ってゆーかね、
周りに他のクルマがいる時は
危ないので試せないし、
雨で路面が濡れてても危ないし、
トライできる機会が限られている。
そう何度も連続では試せないだけに、
修得が難しいのだ。(-_-;
グランクーペ号との神がかり的なお別れ
とまぁそんなわけで、
グランクーペ号は、
初心者にもやさしく「スポーティー」を
体感させてくれる割には、
それ以上を求めた時、
突然厳しくなる。(^o^)
最近の新型車は、
様々な制御デバイスの力によって
初心者でもクルマの潜在能力を
引き出しやすいように制御してくれて、
簡単かつ安全に速く走れたりする
傾向があるのだが、
グランクーペ号はそうじゃないのだ。
意外とドライバーに
テクニックを求めてくる。
そのテクニックが無い者には
本当の実力は見せてくれない。
しかしその走りの挙動によって、
「お前の乗り方の、ココが悪いんだ」
というヒントをくれる。
グランクーペと出会うまでの俺様は、
クルマは俺様の持ち物であり、
あくまでも俺様がクルマを操るという、
上から目線でクルマを見ていた。
しかし、
グランクーペ号に対しては
今までとはちょっと違って、
おかしな話かもしれないが、
「運転させて頂いている」
というような、
どこかそんな謙虚な気持ちがあった。
それはやはり、俺様の中で、
「乗りこなせていない!」
という自覚が強くあったからだろう。
そしていよいよ、
そんなグランクーペ号とも
お別れの時を迎えることになった。
そして、
俺様は再び、
「神がかり的」な体験
をすることになる。
グランクーペ号が
俺様の元を去った
その数日後、、、
とんでもない台風が、
俺様の住む大阪を襲った。

この台風はマジでヤバかった! (>_<)
とにかく風が強い!
俺様の人生の中で、
こんなとんでもない強風は
体験したことがなかった。
台風が来るのは知っていたが、
正直、ナメてた。
まさかここまでの強風が吹くとは、
俺様だけでなく、
他の誰も予想してなかっただろう。
それぐらい、
想像を絶する強風だった。
俺様の家は何とか耐え切ったが、
周囲を歩けば、
瓦が飛ばされた家、
バルコニーの屋根が壊れた家、
倒れて見えなくなった標識、
などなど、
多くの被害が出ていた。
ウチの裏にある木も2本倒れた。
台風通過後、
ウチの玄関を開けると、
いろんな飛来物が散乱していた。
折れた木の枝や、
割れたアクリル板や
ゴミくずなども。。。(-_-;
その光景を見て、
俺様はハッ!とした。
「これ、
もしグランクーペ号が
まだここにあったら、
どうなってただろう」
と。(^_^;
恐らく、あの台風の中、
もしまだグランクーペ号がウチの
駐車スペースに置いてあったとしたら、
まず間違いなく、
多数の木の枝や
割れたアクリル板、
様々なゴミなどが、
グランクーペ号のボディに
スゴい勢いで激突していただろう。
しかも何度も何度も。。。(-_-;
少なくとも、
絶対に無傷では済まなかったはず。
それぐらいすさまじい台風だった。
つまり、
グランクーペ号は
タッチの差で被害を
免れたことになる。

グランクーペ号が去った直後に、
今世紀最大、何十年に1回
というレベルの台風が直撃するとは、
何たる偶然! (^o^)
まるで、
グランクーペ号が自らの意志で
危険を回避するために
俺様の元を去ったかのようだ。(^o^;
運転をしている時、
俺様にダメ出しをするグランクーペ号。
それだけに、
台風直撃の寸前におこなわれた
今回のグランクーペ号の売却は、
実は、
「俺様がグランクーペ号を売った」
というよりは、むしろ、
「グランクーペ号のほうから
俺様が売却するように仕向けられた」
というか、そういう、
何か「神がかり的」な
何らかの力を感じずにはいられない。(^^;
貴重な体験だったグランクーペ号との日々
すでに俺様の元を離れたグランクーペ号。
結局、
うまく乗りこなせないままで
お別れすることになったのは
心残りではあるが、
まぁ仕方ない。(-_-)
もはや、
「意志を持ってるのではないか」
と思ってしまうぐらい、
グランクーペ号との濃密な対話を
楽しみながら走りを満喫した日々は、
俺様のクルマ人生の中でも
貴重な体験だったと思う。
そして、
奇跡とも言える絶妙なタイミングで
俺様の元を去り、
台風による被害を免れたグランクーペ号。
思い返せば、
俺様がグランクーペ号に
乗ることになったのも、
通常ならあり得ないほどの
「超絶値引き」という
奇跡の大逆転があったからだ。
これらは本当に、
単なる偶然だったのだろうか?
いろいろな面で、
神がかり的にスゴいクルマだった。
そう感じざるを得ない。
またいずれ、
奇跡の超絶値引きがあれば、
4シリーズ グランクーペが
愛車候補になる日が
あるかもしれない。
そのときは、
もうちょっと「ヘタクソ」にも
やさしいクルマになっていて
頂けるとありがたい。(^_^;
乗りこなすのが難しいのも
運転し甲斐があると言えば
それはそうとも言えるのだが、
次に愛車候補になる頃には
俺様も恐らくほぼジジィだ。(^^;
お手柔らかにお願いしたい。(^o^;
以上、神がかり的な
グランクーペ号の回顧録でした! (^_^)
★重要なお知らせ!
当ブログは2018.9.30をもちまして、
「新・辛口クルマ批評」に移転しました。
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★庶民の方々へ忠告!
クルマの乗り替えを検討している方へ。
もしあなたにとって、
数十万円というお金が
小さなお金ではないのなら、
ディーラーの下取りに出す前に
必ず買取店の一括査定を
実行して下さい。
俺様も利用している無料一括査定サービス
俺様の経験上、業者によって
査定額に数十万円の差が
つくことはザラにあります!
ディーラーの言い値で
下取りに出したりしたら、
それこそ数十万円単位の損
をすることになりかねません。
買取店の一括査定で
最も高い値段をつけた業者に売れば、
買い替え候補のクルマだって
ワンランク上のグレードが
狙えるかもしれませんよ!
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★目次リンク
→ 試乗記の目次
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30代以上のサラリーマンの方へ。
俺様は動き出しました。あなたもそろそろ。(-_-)
→ クルマが好きだから、そろそろ人生の軌道修正
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