2018年の「最も納得のいかないクルマ」
早いもので、
2018年が間もなく終わろうとしている。
ほぼ移転した当ブログであるが、
今年1年を総括し、
2018年の最も納得のいかないクルマ
を発表し、なぜ納得がいかないのか、
その理由をお話ししようと思う。
では発表します!
2018年の最も納得のいかないクルマは、、、
カローラ スポーツです!

(参考)
【試乗記】 トヨタ カローラ スポーツ G"X"
【試乗動画】 トヨタ カローラ スポーツ G"X"
このクルマね、
ホント納得いかなくて、
それが俺様の中で消化できないまま
現在に至っており、ある意味、
2018年に乗ったクルマの中で
最も印象に強く残ったクルマ
でもあったりする。
悪い意味で、だが。(^o^;
では以下、
なぜ俺様は「カローラ スポーツ」に
納得がいかないのかについて、
心のモヤモヤを吐き出させて頂こうと思う。
カローラ スポーツのオーナーさん、
あるいは、すでに注文済みで納車待ち、
という方々は、読まないほうがいいです。
ってゆーか、読まないで下さい。(^^;
逆に、
これから注文しようとしている方は、
注文する前にサラッとご一読頂くと
よいかもしれません。(^^)
世間の評価とのギャップが激しい
俺様は通常、あまり世間一般の
試乗記などは読まないのだが、
カローラ スポーツに関しては
試乗後に試乗記を検索した。
しかし、出てくるのはどれもこれも、
その走りを誉めちぎる試乗記ばかり。
カーグラフィックTVあたりでは
多少酷評されるんじゃないかと思い、
9月に放送された回
(クラウン&カローラ スポーツの回)
を注目して観てみたのだが、
田辺氏、松任谷氏ともに
その走りを高く評価していた。
そうつまり、
俺様が感じたような、
カローラ スポーツのコーナリング性能の低さ
について言及するような試乗レポートは、
俺様が検索してみた限り、
全く見当たらないのだ。(・o・;
俺様の試乗インプレと世間の評価が
一致しないことはそれほど珍しいことでは
ないのかもしれないが、
ここまで極端に評価にギャップのあるクルマは
珍しいのではないかと思う。(-_-)
スポーツ性能が評価されていない?
カローラ スポーツに乗ってまず感じるのは、
その乗り心地の良さだ。
特に、「カローラ」という名前からして、
誰も大きな期待をせずに乗り込むため、
余計にその乗り心地の良さに
感心するのだろうと思われる。
ただ、、、メーカーが、
「ワクワクする走りに徹底的に
こだわったサスペンション」
「オイルだけで100種類を試した
新開発アブソーバー」

などとアピールしている割には、
俺様が試乗した限り、
どう甘く評価しても
明らかにスポーツ性能は低い。
そのショボさたるや、
ちょっと試せば誰でも分かるはずだ。
しかし、そういった低評価は、
俺様の試乗記以外では見当たらない。
そこそこ急旋回させるなどの
極端な走行をさせない限り、
「乗り心地の良いクルマ」
という印象が強いため、
ネガティブな評価が出にくいのは分かる。
にしても、誰もこのクルマの
スポーツ性能の低さについて
触れていないというのは
一体どういうことなのか?
全く納得がいかないのである。(-_-)
一般人では気付きにくいのも背景か?
一般的に言って、
ディーラーで試乗させてもらう際、
スポーツ性能を試せるような
極端な運転操作をする人はあまりいない。
(ってゆーか、するべきでない)
となると、カローラ スポーツの場合、
恐らく一般人の試乗レポートなどでは
ほとんどが「乗り心地が良い」という
評価しか出てこないのではないか、と。(-_-)
ならば、
サーキットなどでも試乗したりしている
モータージャーナリストにこそ、
こういった一般人が気付きにくい
弱点について指摘して頂きたいところ。
だが、、、
まぁ気付いたとしても書けないよね。(^_^;
天下のトヨタ様が、
新開発のアブソーバーまで採用して
「ワクワクする走り」を主張している
新型車に対して、
「スポーツ性能が全然ダメ!」
だなんて。。。
書けやしない、、、
書けやしないよ。。。(^o^;
実は「AVS付き」だけがスポーツ?
俺様が乗ったグレードは、
廉価グレードの「G"X"」。
最上位グレードの「G"Z"」にのみ、
オプションで可変減衰力ダンパーの
AVSを付けることができる。
AVSは、路面状況や運転操作に応じて、
ショックアブソーバーの減衰力を4輪独立に
制御することができるというもの。
トヨタいわく、
滑らかな乗り心地と優れた安定感を
高い次元で実現し、
車両の姿勢維持に寄与する、
とのことだ。
試乗していないのでわからないが、
ひょっとしたらAVS付きであれば、
優れたスポーツ性能を
発揮してくれるのかもしれない。
それを確かめたくて、
AVS付きのレンタカーを近隣の県内で
探してみたのだが、
これが全くございませんでして。。。(-_-;
このAVSは、
カローラ スポーツ発売における
大きなトピックの1つだっただけに、
AVSの装着を前提にサスペンションが
セッティングされている、
ということはないだろうか?
とにかく、
AVSが付いていない状態では、
サスペンションの追従が遅すぎて、
とてもスポーツ走行を楽しめるような
クルマではない。
タイヤ&ホイールの差も大きいか?
カローラ スポーツのグレードごとの
タイヤサイズは、
G"Z"・・・225/40R18
G ・・・205/55R16
G"X"・・・195/65R15
俺様が試乗した廉価グレードの「G"X"」は
鉄チンホイールで、タイヤは195/65R15。
1790mmの車幅でタイヤ幅が195mm、
しかも扁平率が65%というのは、
「スポーツ」を考えるとかなり貧弱。
しかも履いてるタイヤの銘柄も
超ショボいエコタイヤとなれば、
コーナリング性能は全く期待できなくて
当たり前のスペック、と言えるだろう。
俺様がコーナリングで感じた
サスペンションの復帰の遅さ。
これは、
タイヤがショボすぎるがゆえに生じた
車両の姿勢変化の大きさを、
サスペンションでカバーしきれなかった
ということなのか?
中間グレードの「G」のタイヤであれば、
サスペンションでカバーできるレベルの
姿勢変化に収まるのだろうか?
それさえも確認のしようがなく、
心にモヤモヤが残ったままだ。(-_-)
一般の試乗レポートは「G"X"」のものではない!
以上で述べたように、
カローラ スポーツのスポーツ性能の
ショボさの原因について、
グレード差によるスペックの違いが
要因として挙げられるのだが、
そう思う理由としては、
「ネットなど各メディアで報じられる
カローラ スポーツの試乗レポートは、
廉価グレード「G"X"」以外
のグレードの試乗レポートである」
ということ。
俺様が試乗した限り、
こんなに分かりやすくスポーツ性能が
ショボいクルマはなかなか無い
と思えるぐらいのショボさなのに、
それを指摘する声が全く無いのは
明らかにおかしい。
それはなぜか?
つまり、
誰も廉価グレード「G"X"」になんか
試乗していないからではないか?
と考えられる、というわけだ。
にしても、
いくらグレード間で差があっても、
そこまで差があるものだろうか?
という思いも拭い去れずにいる。(^_^;
「名ばかりスポーツ」に要注意!
とにかく、
カローラ スポーツに関して
少なくとも言えることは、
「廉価グレードのG"X"では、
全くスポーツ走行を楽しめない」
ということ。
トヨタのホームページで
カローラ スポーツのページを見てみると、
「走りの楽しさを追求」したということで、
そのための制御・装備について
いろいろとアピールされている。
AVSは最上位グレードのオプションではあるが、
それ以外は全グレード共通であり、
まるでどのグレードを買っても
「スポーツ」を楽しめるかのように
錯覚してしまうことだろう。
しかし、実態はここまでに述べた通り。
廉価グレードのコーナリング性能は
他の様々なクルマと比べても極端に性能が低く、
営業車もしくは日常のお買い物専用車
としてしか使いようがなく、
カローラ スポーツがアピールしているような
「走りの楽しさ」を味わえるような代物ではない。
購入を検討されている方は、
「名ばかりスポーツ」に
くれぐれも注意して頂き、
検討しているグレードの走りを
試乗でしっかり確かめてから
買って頂きたいと思う。
もちろん、
普通に走ってる分には乗り心地は良いので、
それで十分だという人のために
廉価グレードのG"X"にも存在意義は
あるのかもしれない。
ただ、
ここまでクルマの実際のキャラクターと、
アピールされている特徴にギャップがあるのは、
正直どうかと思う。(-_-)
などと書くと、
中間グレードの「G」や
最上位グレードの「G"Z"」であれば
スポーツ走行を楽しめるかのように
思われるかもしれないが、
ここで再度申し上げておく。
中間および上位グレードであれば
スポーツ走行を楽しめるのかどうかは、
俺様は試乗していないのでわからない。
正直、あのサスペンションの復帰の遅さでは、
中間グレードだろうが上位グレードだろうが、
とにかく「AVS」を付けない限りは
たかがしれているのではないかと
思うのだが・・・。(-_-;
と、
数々の「確かめようのない」
モヤモヤを多数抱えたまま、
年越しを迎えようとしていた。
今回、
俺様のそのモヤモヤした思いを
すべて吐き出させてもらったので、
これでキレイさっぱり
カローラ スポーツのことは忘れて、
新年を迎えようと思う。(^_^;
さんざん愚痴を聞かせて(読ませて)おいて、
こんな事を言うのもなんですが、
皆さん、
どうぞ良いお年を。(^_^;
★重要なお知らせ!
当ブログは2018.9.30をもちまして、
「新・辛口クルマ批評」に移転しました。
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★庶民の方々へ忠告!
クルマの乗り替えを検討している方へ。
もしあなたにとって、
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小さなお金ではないのなら、
ディーラーの下取りに出す前に
必ず買取店の一括査定を
実行して下さい。
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つくことはザラにあります!
ディーラーの言い値で
下取りに出したりしたら、
それこそ数十万円単位の損
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買取店の一括査定で
最も高い値段をつけた業者に売れば、
買い替え候補のクルマだって
ワンランク上のグレードが
狙えるかもしれませんよ!
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★目次リンク
→ 試乗記の目次
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30代以上のサラリーマンの方へ。
俺様は動き出しました。あなたもそろそろ。(-_-)
→ クルマが好きだから、そろそろ人生の軌道修正
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