【試乗記 番外編】 トヨタ プリウス L
全く予定してなかったのですが、
プリウスの試乗記(番外編)をお届けします。
最初に言っておきますが、
プリウスは俺様の愛車候補の対象外です。
じゃあなんでプリウスに試乗したのか、
という話ですが、実は今、
「代車」として借りてるんです。
実は俺様の愛車BMW 528iは、
先日、とある駐車場で当てられて、
現在修理のため入院中です。(-_-;
(その件は修理から愛車が戻ってきたら
きっちり記事ネタにさせてもらうつもりです)
というわけで、昨日、代車のプリウスに乗って
生駒霊園までお墓参りに行ってきました。(^^)

天気が良すぎて暑かったです。(^o^;
それはともかく、せっかく何日も借りて
あちこち乗り回してるんだから、
この際インプレを書こうと思った次第です。
試乗車(代車)の概要
車名 | プリウス |
グレード | L |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | CVT |
型式 | DAA-ZVW30 |
排気量 | 1.8リッター(自然吸気) |
最高出力 (エンジン) | 99ps/5200rpm |
最大トルク (エンジン) | 14.5kgf・m/4000rpm |
最高出力 (モーター) | 82ps |
最大トルク (モーター) | 21.1kgf・m |
車両重量 | 1310kg |
車両本体価格 | 205万円(税込) |
試乗日 | 2014年9月22日 |
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ちなみに、調べてみたところ、
現行型のマイナーチェンジ前、
いわゆる初期型の車両のようでした。
試乗インプレッション
【注意!】当ブログの試乗記の見方について
動力性能・・・★★☆☆☆
まぁのんびり走る分には不足感は無いッスよ。
阪奈の急な山道でも、そんなガンガン踏まなくても
フツーに走れますわ。
ただ、急加速させようと思うとぜんぜんダメ。
じんわり加速させる走り方なら不足感はないけど、
急加速させるだけの力は無いようだ。
加速レスポンスに関して言えば、
アクセルを踏み込んだ瞬間の反応は
なかなか素早くて、悪くないですよ。
恐らくはモーターの反応が素早いからですね。
でも、モーターが反応して加速し始めても、
そこから先はエンジンに頼ることになるのだが、
このエンジンが弱い。
なので、反応が良かった割には、
そこから先の加速力が弱いと感じる。
まぁでも、急加速させるようなクルマじゃないし、
燃費を気にして「じんわり加速」を心がけて
運転している人であれば、加速力の不足を
感じるシーンはほとんど無いと思います。
乗り心地・・・★★☆☆☆
悪いとまでは言わないが、良くはないね。
足回りはガチガチではないものの、
15インチホイールの割には
けっこうショックを伝えてくる。
「しなやかさ」も皆無で、
とにかくよく揺れるクルマだ。
特に不快に感じるところは、
荒れた路面を走らせたときの
ボディ振動がやたら多いところ。
とにかくよく震える車体だ。
マイナー前のやつなので、
たぶん剛性がショボいのだろう。
(最新のプリウスはマイナーチェンジで
剛性がアップしているらしい)
でもまぁ、このクルマが出た当時の、
このクラスのクルマと比べれば、
特別ヒドいわけではないのかもしれない。
そんなわけで、イマイチな感触の
サスペンションなのだが、コーナーで
少し急ハンドル気味にハンドルを切っても
意外と安定しているのは良いところ。
ただ、ハンドリングがダルダルなので、
そのダルさがいい感じにサスペンションと
調和しているのかもしれない。
というわけで、快適な乗り心地ではないが、
思いのほか安定した走りができるので、
まぁ「足グルマ」としては充分と言えるだろう。
居住性・・・★★★☆☆
なかなか広いですよ、このクルマ。
俺様(身長180cm)のドラポジに運転席を
合わせた状態で、後席のヒザ周りのスペースは
拳1個分以上の余裕があります。
後席の頭上も拳を横に1つ分ぐらい余裕があり、
まぁ充分と言っていいかと。
後席のヘッドレストは例によって例のごとく
低めなのですが、何とか及第点の範疇だ。
1つだけ気に入らないのは、
ステアリングのテレスコ調整が
あまり手前まで引っ張り出せないこと。
こういうクルマ多いよね。
逆に言うと、
「あんまり手前に引っ張り出せると、
その分、シートを後ろに下げられる可能性が
出てくるため、後席が狭いというふうに
見られてしまうかもしれない。」
という懸念から、わざとあまり手前まで
ステアリングが伸びないようにしてあるのかも
しれないが。
まぁそれはちょっと意地悪な考えかもしれないが、
とにかくもっとテレスコ調整の範囲は
広げてもらいたいと思う。
静粛性・・・★★☆☆☆
とにかく、止まってる時以外は
常にうるさいクルマですね。
アクセルを踏み込んだ時のエンジン音が
安っぽくてうるさいのは言うまでもないが、
普通にゆっくり走っててもうるさい。
いや、普通に走っててエンジン音がうるさい
というのではないですよ。
電子音がうるさいんですよ。(-_-;
まずアクセルを踏むと「ピー」と音がして、
アクセルを踏み込む量を変えると
その「ピー音」の周波数(音の高さ)が変わる。
アクセルを踏んでても「ピー音」が
聞こえない時もあるのだが、そうかと思えば
アクセルを離すとまた「ピー音」が聞こえる。
とにかく、俺様がアクションを起こすたびに
ピーピーうるさいんですよ。常に。(^_^;
そうかと思えば「ヒューーーン」とか
言い出す時もあるし、ブレーキ踏んだら
止まり際に「コツコツ」という音が
聞こえてくることがあったりなかったり、
何ともにぎやかなクルマだ。
みんな気にならないのかな?
とにかく、俺様はこんなゴチャゴチャと
いろんな音が聞こえてくるクルマはご免だ。
ちっとも落ち着かない。
あとはボディの振動音と、ロードノイズが
車内で共鳴する音が大きめだと思う。
これに関しては、当時のこのクラスのクルマなら
こんなモンかもしれない。
ま、あのピー音が聞こえない人なら、
ゆっくり走ってる限りまぁまぁ普通の静粛性の
クルマだと思う。
あっ、信号とかで止まってる時は静かですよ。
エンジン止まってますし、変な音も
聞こえてきません。静粛そのものです。(^_^)
内装質感・・・★☆☆☆☆
まぁどこ見ても触ってもプラスチックで、
カチコチです。
借りてる代車は最廉価グレードの「L」
ということもありますし、質感について
これ以上語るのはやめときましょう。
きっと上位グレードだったら
もうちょっとマシなんだろうと思います。
うん、きっとそうだ、そうに違いない。
そういうことにしておこう。
装備・・・-----
見た感じ何も付いてなさそうだけど、
詳しく調べてないのでわかりません。
まぁ今回は愛車候補の選定のための
試乗インプレではないですし、
代車のグレードも最廉価グレードなので、
装備について語る意味は無いかと。
カーステ音質・・・-----
上に同じく。
総評・・・★★☆☆☆
走りを楽しむクルマでないことは明白ですが、
日常の「足グルマ」としては充分でしょう。
確かに燃費は良さそうです。
計測したわけではないですが、
山道とかアクセル踏みまくってガンガン
走らせた割には、あんまりガソリンが
減る様子が無いですし。(^^;
ただ、今回乗った「L」という最廉価グレード
でさえ、当時205万円したそうで、
その価格は内容を考えるとやはり割高と
感じざるを得ない。
俺様の価値観で言えば余裕で1つ★だ。
「タダであげるから3年乗ってくれ」
と言われたら、迷う間もなく断るレベル。
でもね、
総合的に見て、アクアよりはマシだと思うし、
毎日クルマに乗ってそれなりに距離を走る
という人たちにとっては、いろんな面で
及第点をクリアしたエコカーとして、
受け入れられる要素を確かに持っていると思う。
距離乗れば、このクルマの強みである
「低燃費」というのは大きな武器になるし、
車両価格の割高感も早い段階でペイできるだろう。
というわけで、1つ★というのは厳しすぎると
考えて、総評は2つ★とさせて頂く。
しかし、「足グルマ」は所詮「足グルマ」。
いくら燃費が良いとはいえ、
走りを楽しみたいという人は
他のクルマを選んだ方がいいだろう。
★重要なお知らせ!
当ブログは2018.9.30をもちまして、
「新・辛口クルマ批評」に移転しました。
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★目次リンク
→ 試乗記の目次
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30代以上のサラリーマンの方へ。
俺様は動き出しました。あなたもそろそろ。(-_-)
→ クルマが好きだから、そろそろ人生の軌道修正
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