なぜ俺様は「クラウン」に憧れるのか
ご存知の方もおられるかもしれませんが、
俺様の憧れのクルマは、
「クラウン」です。
もちろん、他にもありますよ、
「Sクラス」とか「GT-R」とか。
でもね、
「憧れのクルマは何ですか?」
と聞かれた時、真っ先に頭に浮かぶ
憧れNo.1のクルマといえば、
それは「クラウン」なのです。

しかし、こう言うと、
「えっ?憧れがクラウン!?
ってゆーか、
そんなに憧れてるなら
買えばいいジャン。
クラウンぐらい買えるでしょ?」
という反応を食らうことが多いです。
そこで、今回の記事では、
俺様がクラウンに憧れるようになった
経緯についてお話ししようと思います。
相変わらず回りくどい話の展開で、
長文ですので、よほど興味のある人以外は
読まないほうがいいと思います。
ムダに疲れますので。(^o^)
いつかはクラウン
クラウンと言えば、かつてのCMでの
このキャッチフレーズ、
「いつかはクラウン」
が、あまりにも有名。

しかし、こんなCMに影響されて
憧れの念を抱くような単純な俺様ではない。
俺様は何も、クラウンが
「高級車」だからといって
憧れたわけではないし、
人々の羨望を集めるクルマだからといって
憧れたわけではないのだ。
もしそんなつまらない理由で憧れたのなら、
今となっては憧れる理由もないだろう。
だって、今やクラウンより高級なクルマは
山ほどあるし、人々の羨望を集めるほどの
クルマではなくなっているのだから。
俺様が今でもクラウンに憧れているのは、
つまり外野から与えられたイメージで
憧れたのではなく、自身の体験によって
憧れたということなのだ。
クラウンとの出会い
俺様がまだ小学生~中学生だった頃、
従兄弟のおっさんがクラウンに乗っていた。

一方、俺様ん家は?と言えば、
貧乏家だったため、クラウンどころか、
クルマ自体を所有していなかった。
たまに家族で出かける際には、
父が会社の営業車(ランサーバン)
に乗って帰ってきて、
こいつでお出かけ。。。(-_-;

そんなショボいクルマにしか
乗せてもらったことのない俺様だったが、
お盆や正月などで従兄弟に会ったとき、
何度かクラウンに乗せてもらった。
衝撃だった。
なんとオートエアコンが標準装備!
(ランサーバンはオートどころか
市販の後付けカーエアコン)
なんと窓がスイッチで開閉する!
(ランサーバンは手動ハンドル式)
営業車のランサーバンとは
比較にならない静粛性の高さ!
(ランサーバンは時速80kmで会話困難)
高級感漂う、ワインレッドの
ソファーのようなフカフカのシート!
(ランサーバンは夏はヤケドに注意の
黒のビニールシート)
デコボコ道もふんわりといなす、
ゆりかごのような乗り心地!
(ランサーバンは突き上げが強く、
バネの伸び縮みの繰り返しのような
上下動で不快そのもの)
急な上り坂も涼しげに走り抜ける
余裕のある動力性能!
(ランサーバンはアクセルほぼ全開)
全ての要素が、
父が乗って帰ってくる
営業車のランサーバンとは
別格のレベルだったのだ。
当り前と言われれば当り前なのだが、
ランサーバン以外のクルマに
乗せてもらう機会がほとんどなかった当時は、
同じ「クルマ」と呼ばれるもの同士で、
こんなにも差があるものなのかと、
非常に大きな衝撃を受けたものだ。
俺様のクラウンへの憧れは、
この頃の体験がきっかけ
となったことは間違いない。
しかし、まだその当時は漠然と
「いいなぁ」と思っていた程度で、
「憧れ」というほどのレベルではなかった。
そして、俺様のクラウンに対する思いを
「憧れ」へと変える、決定的な出来事が
その後(高校1年生の時)に起きるのである。
新聞配達のアルバイト
高校1年の時、俺様は、
新聞配達(朝刊)のアルバイトを始めた。
5階建ての団地の密集地で
90~100件に毎朝配達して、
1ヶ月(休みなし)のアルバイト料が、
忘れもしない、16400円。
しかも、これは皆勤賞の2000円が
含まれての額なので、
もし1日でも休もうものなら、
たちまち14000円ぐらいになってしまう。
なかなか衝撃的な安さだと思うが、
部活と両立できるバイトが
新聞配達しかなかったので、
他に選択肢が無かったのだ。(-_-;
まぁそんなことはどうでもいい。
で、その新聞配達だが、
毎朝3:30に営業所のおっさんが
俺ん家の前まで軽ワゴンで迎えに
来てくれるので、それに乗って
配達開始地点まで送ってもらい、
新聞配達開始。
配達が終わる頃を見計らって、
またおっさんが軽ワゴンで迎えに来くるので、
自宅まで送ってもらう、という流れだ。
そんな日々を送っていた。
ここで重要なのは、
「新聞配達」、ではない。
重要なのは、
「毎日のようにおっさんの
『軽ワゴン』に乗せられて、
同じ道を往復していた」
という点だ。
危険!「ジャンピングロード」
おっさんの軽ワゴンに乗って
配達開始地点に向かう途中に、
その危険な道はある。
通称、
「ジャンピングロード」だ。
何がジャンピングなのかと言うと、
道中、道路を横切るようにモコッと
盛り上がった箇所があり、
そこを時速50km以上で通過すると
ものすごい突き上げのショックを受け、
ケツがシートから浮き上がって
ルーフで頭を打つぐらいジャンプしてしまう、
という、何とも危険なポイントがあるのだ。
なので、ジャンピングロードを
通過する際には、俺様はいつも
シートをしっかりと掴んで、
ルーフで頭を打たないように
気をつけていた。
営業所長、クラウンで登場!
ある時、いつものおっさんが
別件の用事があるとかで、
俺様を迎えに来れない日があった。
そこで、
いつものおっさんの代わりに迎えに来たのが、
営業所長だった。
クルマは営業所長のマイカー、
「クラウン」だった。
そして俺様はそのクラウンに乗せてもらい、
いつもの配達開始地点に向かったのだ。
やがて、あの危険ポイント、
「ジャンピングロード」が
目前に迫ってきた。
俺はいつも通りシートを握りしめ、
間もなく訪れる強烈な衝撃に備えた。
しかし、、、
あれ?
いつもの強烈な突き上げどころか、
ちっともショックを感じないままに、
ジャンピングロードを通過してしまった。
俺様は思った。
「さすがにヒドかったので、
道路を補修したんやな」
と。
帰り道も同じところを通過したのだが、
やはりいつもの突き上げは無かった。
「もう毎日身構えなくてもよくなった」
真冬の寒さに耐えて
新聞を配り続ける日々の中に咲いた、
ささやかな喜びだった。
ジャンピングロードを超える衝撃!
翌日は営業所長ではなく、
いつものおっさんが軽ワゴンで迎えに来た。
いつも通り配達開始地点に向かう。
そして、
ジャンピングロードが
目前に迫ってきた。
「ふっ、もう補修されてるから、
身構えなくても楽勝だぜ!」
そう思いながらリラックス状態で
ジャンピングロードを通過。
ガツン!!
「えっ!?」
そう、ジャンピングロードは
補修などされてなかったのだ。
つまり、
昨日何もショックを感じなかったのは、
クルマが「クラウン」だったから、
ということだ。
片やシートを掴んでないと
ジャンプしてルーフで頭を打つ。
片や、平坦な道を通過するがごとく、
何のショックも伴わず走り抜ける。
「クラウン、
確かに乗り心地のいいクルマだと思っていたが、
ここまで歴然とした違いがあるのか?!」
その衝撃はジャンピングロードを超えていた。
この体験をしたとき、俺様の中で
「クラウン」が憧れへと変わったのだ。
憧れだからこそ、ハンパでは買えない!
当時、俺様を憧れさせたクラウンが、
今のクラウンより優れていたかと言えば、
普通に考えてそんなはずはないだろう。
なにしろ当時の俺様と今の俺様では、
クルマを評価する際の「ものさし」の
レベルが丸っきり違うのだから。
今の俺様が当時のクラウンに乗れば、
「なんじゃこりゃ?」となるかもしれない。
しかし、当時の俺様が
強烈に憧れたクラウンのイメージは、
もはや消しようのないものなのだ。
俺様は憧れのクルマ、
「クラウン」が欲しい。
しかし、
逆に「憧れ」だからこそ、
新型に試乗してみて、
「いや、俺様が憧れたクラウンは、
こんなモンじゃないはずだ!」
と、他のクルマに比べると
厳しいジャッジを下してしまう面も
あるのかもしれない。
俺様の「憧れ」のクルマとして
ふさわしいレベルの新型が登場し、
晴れてクラウンが俺様の愛車となる日は
いつの日だろうか。
いつか絶対に乗ってやる。
でも、焦らずに、
納得のいく新型クラウンが誕生するのを
気長に待ちたいと思う。
以上、
俺様がクラウンに憧れるようになった
経緯について長々とお話ししました。
全部読まれた方、もしおられましたら、
お疲れ様でした。(^o^;
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当ブログは2018.9.30をもちまして、
「新・辛口クルマ批評」に移転しました。
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★目次リンク
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俺様は動き出しました。あなたもそろそろ。(-_-)
→ クルマが好きだから、そろそろ人生の軌道修正
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